書籍『高級霊魂の説く愛』

数年前に発刊された『高級霊魂の説く愛』を、久し振りに拝読させて頂きました。

その結果、改めて《神伝の法》を実習して、肉体と重なっている霊的身体である《幽体》を、健全化させ成長させることの大切さを再認識させられました。

《契山館》と出会う前の私は、愛を深くすることこそが、この世で最も大切なことだと思っていました。

〈与える愛〉〈無償の愛〉〈神の愛〉等のスローガンに酔って、それらを実践することにより人格が向上し、人格が向上することは、霊的に成長することと同じだと考えていました。

つまり〈与える愛〉〈無償の愛〉〈神の愛〉等の実践をしていれば、悪い霊魂は近付けなくなり、守護霊や指導霊の影響下に入り、死後は上の世界へ入れると信じていたのです。

しかし私は《契山館》と出会って、それらが全て誤りであると気付くことが出来ました。

まず、肉体の脳内で、いかなる愛をイメージして実践したところで、全ては肉体の脳内のことで、それによって幽体が成長するはずがなかったのです。

愛の実践によって、たとえ愛の深い人物になれたとしても、その事と、霊的な成長は無関係なのです。

そもそも肉体を所持した、この世の人間である私達の愛は、肉体を維持するための自己保存欲により、制約を受けたものになってしまっています。

〈与える愛〉〈無償の愛〉等と偉そうな事を言っても、丸1日、何も食べなければ、考えるのは食べ物の事ばかりになります。

そのような時に、お握りを1個見付けたとすれば、他の人から隠れてでも、自分一人で食べようとしてしまうのが、人間と言うものでしょう。例外があるとすれば、普通は自分の子供などの、家族に対してのみでしょう。

でもそれは、食べなければ肉体を維持することが出来ない、この物質界では、仕方がないことだと思います。

問題は、この世においては不可能な、〈与える愛〉〈無償の愛〉等が、実践出来ていて、その結果、霊的に成長している等と錯覚してしまうことで、それでは取り返しがつかないような、悲惨な事態を招きかねません。

また私達は、怒りや憎悪、悲しみ等の念は悪い霊魂を招き、愛念は良い霊魂・高級な霊魂を招くと錯覚しやすい傾向があると思います。《契山館》を知る以前の私も、そのように理解していました。

しかし、真実はそうではありませんでした。

肉体の脳内の思考は、肉体を持たない霊魂には読み取れませんので、霊魂には無関係です。

霊魂に届くためには、私達の肉体と重なっている、幽体の脳から念が出なければなりません。

その時に重要なのは、私達の幽体の脳から出された念が、どのような霊魂によって読み取られるのか?になるわけです。

それは、念の内容ではなく、出された幽体の性質によって決まるのです。

すなわち、それがどのような内容の念であっても、成長した幽体の持ち主から出た念は、同様に成長した幽体を所持した、上の世界の霊魂に届き読み取られるわけです。幽体の成長の度合いによっては、守護霊や指導霊等の高級な霊魂に届くかもしれません。

しかし、幽体が未成長な人間から出た念は、たとえそれが愛念であったとしても、上の霊魂ではなく、幽体が未成長な下の世界の霊魂に届いてしまうのです。

繰り返しになりますが、念の内容ではなく、念が出された幽体の性質が問題なのです。

例えばAさんがBさんに愛念を送った時に、Aさんの幽体が未成長だったとしたら、その念に気付くのは、人間に悪戯をするのを生き甲斐にしているような、未熟な霊魂です。

そしてその未熟な霊魂は、その読み取った念を、Bさんに届けるかもしれません。その念が愛念かどうかは、関係ないのです。

未熟な霊魂が念を届けるために、Bさんに接触することが問題なわけです。

すなわち、未熟な霊魂の所持した穢れた幽気(霊的な気の1種)と接触した、Bさんの幽体には、その穢れた幽気が付着してしまうのです。その結果、Bさんの幽体の穢れが増して、不健全となってしまうのです。(Bさんが《神伝の法》の実習者であれば、通常、その心配はありません)

幽体が不健全なまま、肉体が死を迎えれば、私達はその不健全な幽体のまま、幽質界に入る事になります。

問題なのは、幽体が不健全なままだと、幽体が健全な霊魂の住む上の世界へは入れず、下の世界へと落ちてしまうことです。

暴力的で残忍な霊魂の多い下の世界は、筆舌には尽くしがたいほど、悲惨な世界なのだそうです。

私達は何としても、そのような世界へは、落ちないようにしなければなりません。

人間の幽体は、高級な霊魂の皆様が所持されている、高級な幽気と接触し吸収させて頂く機会を持てば、健全化させ成長させる事が出来ます。

一方、未熟な霊魂の所持した、性質の低い幽気と接触すれば、穢れを増して、いっそう不健全になってしまうのです。

現代において、高級な幽気と接触するための最善にして唯一の方法。それこそが《契山館》において指導がなされている、《神伝の法》に他なりません。

現代は、まず最初に幽体を成長させなければ、愛する人の幽体をも穢れさせてしまうほどの、恐ろしい環境下にあります。

ぜひ、1日でも早く、《神伝の法》の実習を始めて頂きたいと願っております。

水波一郎師著『高級霊魂の説く愛』は、アマゾンにおいて、電子書籍のkindle版と、紙の書籍のペーパーバック版が販売中です。また、ペーパーバック版は楽天ブックスにおいても、販売されています

まだお読みでない方は、ぜひ、お読みになるようお勧め致します。

byなおいー

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書籍『高級霊魂の説く愛』」への3件のフィードバック

  1. 人格者でも、幽体が不健全であれば死後、下の世界に行ってしまう事実はなかなか受け入れられないと思います。しかし、霊的な現実は厳しいようです。法則は、万人に平等です。
    救いの法は、今、地上にある事に一人でも多くの人に気付いてほしいです。

  2. 優しさや温かさを表現しようとする時もありますが、一旦自分の自己保存欲にかられれば、自分の中にある温かく感じた部分も、残念ながら上っ面であるとよく分かります。
    高級霊魂が語る、愛とは。是非お読みください。日常に疲れてしまっている時にもお薦めです。

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