アマゾンにおいて、先行発売されていたkindle版(電子書籍)に続いて、ペーパーバック版(紙の書籍)が発売されたのを機に、「おじいさんのご褒美-むかしむかしの霊的なお話1-」を、再読させて頂きました。
もちろん、ペーパーバック版もkindle版も、物語の内容は同じですが、ペーパーバック版では、一部の挿絵のみがカラーになっていて、その他の挿絵はモノクロになっていますので、全ての挿絵をカラーでご覧になりたい方は、kindle版を、スマートフォンやパソコンなどの、カラー表示対応端末で、お読み頂くと良いと思います。
さて、本書は、数百年以上昔の時代の物語なのでしょうが、私達の抱えている物質界での問題の多くは、昔も今も全く変わらないようです。
様々な思惑や策略・謀略が交錯し、時には権謀術数を駆使してまで、己の欲望を実現しようとさえするのが、世の常なのかもしれません。
それも、物質界が食べなければ生きられない世界であるが故に、利己的な自己保存欲から逃れることが出来ないからなのでしょう。
結局、数百年経っても、物質界の人類は、進歩することが出来なかったようです。いや、それどころか、人間として、いちばん大切な《信仰心》を失ってきた分だけ、退歩してしまったのかもしれません。
この物語の中には、様々な人物が登場していますが、少なくとも、神様を否定したり、バカにするような人物は一人も登場しません。 続きを読む