遠い現実と日常の現実

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス)とは

認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用される心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。

人の心は予期せぬ出来事に対して「鈍感」にできている。予期せぬ変化や新しい事象に心が過剰に反応して疲弊しないためのはたらきで、ある程度の限界までは、正常の範囲として処理する心のメカニズム。

近年の研究によれば災害発生時に実際にパニックが起こるのは稀なケースであるとされ、むしろ災害に直面した人々がただちに避難行動を取ろうとしない原因の心の作用として注目されている。

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これは私が以前に投稿したブログ記事の一部を抜粋したものです。私は長野県の北部に在住していますが今回、日本列島の中部地方から東北地方にかけて被害をもたらした台風19号の被害の全容は未だ分からない状況でこの投稿文を書いています。 続きを読む