イタリアでは、オレンジの果汁で出来たジュースの事を、succo di arancia(スッコ・ディ・アランチャ)と言います。
スッコとは〈果汁〉、ディは〈~の〉という前置詞、アランチャは〈オレンジ〉の事です。
母音を1つ省いて、succo d´arancia(スッコ・ダランチャ)と言う事もあります。
aranciata(アランチャータ)と呼ばれる物もありますが、これはファンタ・オレンジのように、炭酸入りのジュースです。
また、spremuta di arancia(スプレムータ・ディ・アランチャ)というのもあって、これはオレンジを絞った生ジュースの事です。
紛らわしいようですが、タイプによって名称が異なるので、確認しなくても好みの物を注文しやすいというメリットもあります。
さて、このオレンジジュースなのですが、イタリアでは通常のオレンジ色の物の他に、まるでトマト・ジュースのような真っ赤な物をよく見かけます。
これはシチリア産のarancia rossa(アランチャ・ロッサ→赤いオレンジ)の果汁で出来た物で、succo di arancia rossa(スッコ・ディ・アランチャ・ロッサ)と呼ばれています。
日本でもブラッド・オレンジジュース等の名称で、イタリア料理店で提供されたり、高級食材店等で販売されているようです。
通常のオレンジジュースよりも、値が張るかもしれませんが、独特なコクと酸味のある味わいは、1度口にしたら、忘れられなくなるかもしれません。
イタリアでは、日本人のツアーが利用するクラスのホテルで、朝食時に提供されていることも多いと思います。
トマトジュースのように見えても、表示の中に〈arancia〉という単語があればオレンジジュースですので、ぜひ試してみて下さい。
byなおいー
実際は甘くて美味しいと思いますが、柑橘系と言う事で、記事を読んでるだけで口の中が酸っぱくなりました(^^)
飲んでみたいです(´艸`)
日本だとオレンジジュースでしかない飲み物が、細やかに言葉で分類分けされているなんて、イタリア語、面白いですね(^^)
生ジュースや炭酸まで指す、言葉があるとはイタリアで馴染深い飲み物に思えます。
あまり飲む機会が無い生ジュースは飲んでみたいですね。