私がイタリアに居住していたのは、6年半だったわけですが、今回は、その間に日本語を忘れたのかどうか?というお話です。
結論から申し上げると、会話能力に関しては、〈忘れる〉というほどの能力の低下はありませんでした。
ただ、使いこなせる語彙が減少して、最もニュアンスの適した言葉が出にくくなりました。
例えば、〈甚大な被害〉と言いたい時に〈甚大〉が出てこなくて、「ニュアンスがベストではない気がする」と思いつつ、〈大きな被害〉と言うような感じです。
また、〈返り討ち〉という言葉が出てこなくて、「仇討ちで仇を討とうとして、逆にやられてしまう」と言った事があります。
この状態は、帰国後、徐々に解消されましたが、完全に戻るのには、1~2年かかった気がします。
もっとも、私は現在でも使いこなせる語彙力が少ないと自認しているのですが、これはイタリアとは無関係で、私の努力不足によるものです。
さて、では日本語を何も忘れなかったのかというと、重要な能力の1つが、著しく低下してしまいました。
それは漢字が全く書けなくなったことです。
一方、漢字を読む能力は、ほとんど低下しなかったようです。
以前にも、どこかで記事にした記憶がありますが、今、自信を持って書けるのは、自分の名前と住所くらいのものです。
結局、6年半の間、現地の日本人と会ったり、日本へ電話をする機会は時々ありましたが、漢字を読み書きする機会は、一時帰国時を除いて、ほぼゼロだったからだと思います。
何度も小学1年生の漢字から勉強し直そうと思ったのですが、根気が続かなくて、いまだに実行出来ていません。
漢字が書けなくて困るのも、長くてあと数十年だと思うと、正直、時間がもったいない気がしてしまって・・。
やはり、漢字の練習をする時間があったら、もっと霊魂学を学び、もっと霊的修行に集中したいのが本心です。
もっとも、やはりこの世では、簡単な漢字が書けないのは困りますよね。
幸い最近は、手書きで漢字を書く場面が少ないので、何とか日本人が務まっています(笑)。
漢字を手書きする必要がある時には、想定される漢字を何度も練習してから出掛けるのですが、それでもいざとなると、「あれっ、ここの線は何本だったっけ?」とか、「ここに点があったっけ?」等となってしまって、時にとんでもないお化け漢字が出来上がります(笑)。
もし皆様が、私が住所氏名以外の漢字を書く場面に遭遇されたら、何かが起こっても、何事もなかったかのように見過ごして頂ければ幸いです。
byなおいー
私の場合、外国語は話せないし日本語ですら
普通以下なので、今の時代、スマホに助けられています。
自分以下の人をあまり見た事がないので、何も驚きません(^^)
最近はスマホとかパソコンばかりなので、僕も漢字が書けないです^^;
読むことは出来るけど、いざ書こうとすると書けない事がありますよ^^;
日本でずっと過ごしているはずなのに、なおいーさんの状況とあまり変わらないような気がする私です(・_・;) パソコン・スマホを使ってばかりいて、すっかり漢字が書けません。。。