イタリアこぼれ話(44)「イタリアで市電・市バスなどから降りる時」

今回は前回の(43)の補足です。
前回では、慣れない場所で、目的の市電・市バスの停留所(フェルマータ)で、降りる難しさについてお話しました。

今回は慣れた場所で、目的に停留所で降りる時のお話です。

目的の1つ前の停留所を、発車もしくは通過したら、近くにある降車ボタンを押して、運転手に次の停留所で降車する事を知らせます。

日本と違う点は、次の停留所を知らせる案内放送がないので、自分でタイミングを図って降車ボタンを押す必要があります。

そして、目的の停留所に到着する前に、降車口のドアの前まで行って、停車してドアが開くのを待っていなければなりません。

停留所に着いてドアが開いた時に、ドアの前に誰も居なかったり、人が居てもすぐに降り始めないと、運転手は降車ボタンが誤って押されたものと判断して、すぐにドアを閉めて発車してしまうのです。

「危ないから、停車してから移動しましょう」という発想はないようですから、注意が必要です。

難しいのは、ドアの前に他の乗客が立っている時です。

その時には「Scende?(シェンデ?)」(降りますか?)と声をかける必要があります。

そうすると、その人も降りるのであれば「Si.(スィ)」(はい)という答えが返ってくるので、その人の後ろで待っていて、ドアが開いたら続いて降りれば大丈夫です。

もし、その人が次で降りるのでなければ、「No.(ノ)」(いいえ)と言って、ドアの前を譲ってくれるはずです。

日本のラッシュアワーのように混雑することは少ないですが、混雑した車内では、降車口までたどり着くのも大変です。

慣れない海外での個人旅行は、苦労も多いものですが、それもまた旅の醍醐味の一つかもしれませんね。

byなおいー


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イタリアこぼれ話(44)「イタリアで市電・市バスなどから降りる時」」への3件のフィードバック

  1. ある程度情報がないと、人見知りの私では、一回くらいは次の停留所へ行ってしまいそうです(^^;;

  2. 私も乗り過ごしてしまいそうです~~
    本当に文化の違いって、面白いですね。

  3. 人見知りには大変ですね~^^;
    高校の時、人見知りで、料金が分からなかったので、運転手の顔を見ながら、100円玉をどんどん入れて行ったら、
    「ちょっと!もういいよ!」と言われて、降りました^^;
    たまたま帰りも同じ運転手だったので、
    「あんた!朝の人!朝いっぱい入れていたから、もういいよ!」と言われて、帰りは無料でした^^;

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