イタリアこぼれ話(43)「イタリアで乗り物から降りる時は」

今回はイタリアで列車やバス等の乗り物から降りる時のお話です。

イタリアでは一部の列車を除き、停車駅や停留所が近付いても、「次は~」とか「間もなく~」といった案内放送はありません。

ですから、そろそろ目的地が近付いたと思ったら、自分で降車の準備をしなければなりません。

鉄道の場合には、列車は必ず停車駅には停車するので、車窓から駅名表示を確認して、目的の駅であったら、降車口へと向かえば大丈夫です。

日本のように、停車後すぐに出発することはないので、網棚の荷物を下ろすなどの準備をしておけば、列車が停車してから降車口へと移動しても大丈夫です。

ただし、列車の到着時間を確認しておいても、時間通りに到着することは少ないのが難点で、慣れない駅で降りる時には、降り支度をしてから、待たされる事が多くなります。

難しいのは、市電や市バスなどの市内交通機関から降りる時です。

何しろ、案内放送はなく、目的の停留所の手前で、降車ボタンを押さないと停まってくれないのは、日本と同じなのですから大変です。

慣れた場所なら、周囲の景色を見ていて、目的地が近付いたらボタンを押すのですが、停留所間の距離が短かったりすると、早く押しすぎて、1つ手前の停留所で停まってしまう、などということもあります。

確実なのは乗車したら、運転手の近くへ行って、降りたい停留所を伝えて、着いたら教えてもらうように頼んでおくことです。もちろん、目的の停留所名をメモに書いて見せれば、より確実でしょう。

ただし、運転手には英語が通じない場合もありますので、会話集や通訳機器などを使って、イタリア語でも依頼出来るようにしておいた方がよいでしょう。

もし、不安があるようでしたら、市内の移動は地下鉄があれば地下鉄、なければタクシーを利用した方が安心かもしれません。

byなおいー

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イタリアこぼれ話(43)「イタリアで乗り物から降りる時は」」への5件のフィードバック

    • そうなんですよ。
      イタリアの乗り物の中では、安全上の問題もあるので、寝ない方が無難です。

      寝る時は、荷物をしっかり抱える等しておかないと、盗難に遭う危険性が高いです。

  1. 日本って便利なんだなぁとつくづく思いました。
    でも、細かいことは気にしない~、という感じの、イタリアの雰囲気で暮らしてきた方からしたら、息がつまるかもしれませんね。
    お国、それぞれですね。

    • そうですね・・・多くの日本人にとって、イタリアは短期の観光旅行には魅力的かもしれませんが、居住するとなると、馴染めない方が少なくないかもしれません。

      私の場合は6年間居ましたから、それなりに順応していたのでしょうが、一生住みたいとは思っていませんでした。

      私には日本的な繊細な面と、イタリア的なおおらかな面が共存しているみたいで、どっちが自分なのかよく分かりません(笑)。

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