イタリアこぼれ話(37)「エレベーターの手動扉に注意」

今回はイタリアのエレベーターのお話です。

さすがに、近代的な大型ホテルなどのエレベーターの扉は自動ですが、小規模のホテルや集合住宅などのエレベーターは、木造旧式の場合が多く、扉は手動で開閉する必要があります。

通常、内扉と外扉があって、どちらも手動です。

そして、安全のために当然なのですが、エレベーターは、内扉と外扉が、しっかりと定位置まで閉まっていないと動きません。

もし自分がエレベーターに乗っていて、扉の閉め方が悪くて動かない場合には、扉を閉め直せば良いだけなので問題ありません。

問題は他の階で停まっているエレベーターの扉が半開きのままで、ボタンで呼んでも移動してこない時です。

その時には、扉が何階で半開きになっているか分からないので、階段で1階ずつ確かめながら箱を探すしかありません。

場合によっては、箱を見つける前に、階段で目的の階に着いてしまうでしょう。

大変なのは重い荷物がある時で、そういう時には、荷物を残して箱を探しに行って、見つかったら荷物を回収に戻るしかないでしょう。ただし、荷物の盗難が心配ですので、貴重品は常に携行しなければなりません。

私の住んでいた部屋は6階(日本の7階)だったので、食品を買った帰りなどに、エレベーターが上層階で停まったままになっていると、かなり大変でした。

ホテルなどでも、大型の重いスーツケースがあったりしたら、大変なことになります。

もちろん、故意に扉を閉めないというケースはまずないでしょうが、閉めたつもりでも閉まってなかったとか、慣れないと降りた時に手動であることを失念して、うっかり閉め忘れるなどというケースは少なくないようです。

利用者相互の利便性を向上させるためにも、イタリアで扉が手動開閉式のエレベーターを利用したら、利用後に確実に扉を閉めるように心掛けたいものです。

byなおいー

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イタリアこぼれ話(37)「エレベーターの手動扉に注意」」への3件のフィードバック

  1. 嫌なことがあった日、しかも荷物が多いときにボタンを押しても移動して来ないエレベーターに出くわしたら「なんて日だ!!」と思わず「念」が出てしまいそう(;゚ロ゚)

  2. 大変ですね~^^;
    会社のエレベーターも手動ですけど、他の階で半開きだと動かないです^^;

  3. 木造旧式のエレベーター・・・雰囲気はきっと素敵なんだろうなぁと思いますが、大変なのですね!(;^_^A
    理屈を知らないと、慌ててしまいそうです。事前情報、大事ですね。

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