『霊魂の英雄-下の世界からの脱出-』を拝読して

水波一郎師著『霊魂の英雄-下の世界からの脱出-』のkindle版(アマゾンの電子書籍)が先行発売されましたので、拝読させて頂きました。

現在では、紙の書籍のペーパーバック版も出版されていて、アマゾンにおいて購入が可能です。

この世での生を終えて霊魂となり、下の世界、すなわち恐怖と苦しみに満ちた、まるで地獄のような下層の幽質界に落ちた一人の人間が、地域を統べる王となるものの、《高級な霊魂》との出会いを経て霊的に成長し、最終的には〈霊魂の英雄〉となり、多くの仲間の霊魂達と共に、下の世界を脱出する姿が、感動的に描かれています。

物語風に展開するので読みやすく、数時間で読み終えることが出来ましたが、何度も頬を流れ落ちる涙を、止めることが出来なくなりました。

涙なしには読めない、魂を揺さぶられるような衝撃と感動が続く名著、いや、より正確に言えば、名霊魂通信です。

断片的には明らかにされていましたが、下の世界の悲惨な実態の詳細が、ここまで明らかにされたのは、本書が初めてのことでしょう。

その救いの見当たらない、絶望的な隔絶された世界から、より上の世界へと、集団を指揮して脱出することに成功した主人公の霊魂は、正に奇跡的な偉業を成し遂げた〈英雄〉だと言えるでしょう。

それが奇跡的な偉業であったからこそ、感動の涙を誘い、尽きることがないのだと思います。

しかし、残念なことに、英雄の英雄たる所以は、いつでも、またどこにでも存在するというわけではなく、誰でもが成れるというわけでもないところにあると思えます。

だからこそ、私達この世の人間は、この世で生あるうちに、何としても肉体と共にある《幽体》を健全化させて、死後に下の世界に落ちないようにする必要があると言えるのです。

それは、他の何事よりも優先されるべき、最重要事項であって、この世には、比較して同列に論じられるようなものは皆無である、と断じても過言ではないと思います。

本書のような霊魂通信によって、《神霊》に連なる《霊魂》の方々の、自己犠牲をも厭わぬ、不眠不休の活動に感動し心を震わせても、残念ながら、肉体を持つ身では、飲まず食わずで、不眠不休の活動を続けることは出来ません。仕事をして収入を得る必要もあります。

しかし、私達この世の人間には、《神伝の法》が与えられています。

《神伝の法》を実習すれば、私達は《幽体》を健全化させることが出来るのです。《神伝の法》を実習して《幽体》を健全化させることが出来れば、死後に下の世界へと落ちる可能性は、ほぼなくなるのです。

下の世界において、奇跡的に英雄に出会える可能性は、限りなくゼロに近そうです。

でも、この世における現代の奇跡《神伝の法》は、真摯に求めさえすれば、誰でも実習することが可能です。この《奇跡》は、求めれば与えられるのです。《救い》は、手を伸ばせば、届く所にあるのです。

肉体が死を迎えてからでは遅いのです。チャンスは今です。

本書『霊魂の英雄-下の世界からの脱出-』をきっかけに、1人でも多くの方が、1日でも早く、本物の救いの道へと、辿り着かれますことを願っております。

byなおいー

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『霊魂の英雄-下の世界からの脱出-』を拝読して」への3件のフィードバック

  1. 人生に意味を感じなくなり、自ら命を絶つ人もいますが、霊的な事実を知るとそれで終わりではありません。楽になるつもりが、更に想像を絶する苦しみが待っているかも知れません。地上の価値観の善悪で、死後の行き先が決まるわけではなかったのです。書籍を是非読んで現実を知って欲しいです。しかし、なおいーさんの
    仰るとおり、救いの法は求めれば手の届くところにあるのです。宗教だからと言って嫌悪していては、取り返しが付かなくなります。

  2. とても分かりやすい内容です。読みやすいと感じる方の方が多いかもしれませんが、私にとっては、何冊もある水波霊魂学の書籍の中で、中盤まで読み進めるのが辛く感じた内容でした。
    霊的に質の低い世界に入ってしまった場合の救いの無さは、おぞましく、胸がしめつけられる思いがしました。
    その中でも、真摯に活動された偉大な霊魂のお姿には、ただただ感動、しかありません。

    霊的に質の低い世界で繰り返されている暴力的な日常と、奇跡。
    書籍を通じてではありますが、生きているうちにどちらも知ることができるなんて、私たちはそれこそとてつもない奇跡を見せてもらっているのだと感じました。非常に心に残りました。
    是非、お読みください。

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