『神の国を守れ-異国の宗教との戦い-』を拝読して

仮想の剣 霊の剣』『弁慶の遺産』に続く、霊的な小説の第3巻として、『神の国を守れ-異国の宗教との戦い-』が発刊されましたので、拝読させて頂きました。

電子書籍のkindle版が先行発売されましたが、紙の書籍のペーパーバック版も9月23日に発刊予定で、どちらもアマゾンにおいて購入可能です。

尚、ペーパーバック版は、楽天ブックスにおいても購入が可能です。

さて、《霊的な小説》である本書の意義は、やはり本書が、この世の人間の脳内で生み出されたものではなく、《霊魂》によって作成された小説だという点にあるのかもしれません。

本小説内には明確な時代設定はありませんが、数百年以上前の戦国時代末期の、現代でも名の知れた権力者・天下人が活躍した頃の時代だと思われます。

したがって、本書の真の著者である《霊魂》の方は、実際に当時の日本の情勢を、見ておられたのかもしれません。

本書のテーマは、この時代に日本に入ってきたキリスト教と、日本の宗教との戦いであるわけですが、その戦いを通して、現代にも通じる、既存の宗教組織の問題点を、浮き彫りにしているようにも思えます。

現代ほど宗教が忌み嫌われている時代は、いまだかつてなかったのかもしれません。

でも宗教とは、本当に人間にとっては害悪でしかなく、不要な存在なのでしょうか?

確かに宗教には、危険な一面があるのは事実でしょう。

でもそれは、宗教がこの世の権力や、欲特にまみれて、本来の価値を失ってしまうからであって、本物の宗教の価値は、全く別の所にあるように、私には思えてなりません。

それは人類にとっては不可欠の、輝きであり、希望であるように思えるのです。

ぜひ本書によって、本物の宗教に対する理解を深めて頂き、宗教の中に、本来の輝きと希望へと至る道標を、見出だして頂きたいと願っております。

byなおいー

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『神の国を守れ-異国の宗教との戦い-』を拝読して」への4件のフィードバック

  1. これが本当の歴史なんだと興奮しながら読みました。政治と宗教、現代にも通じる問題だと思いました。なおいーさんのおっしゃるように、本物の宗教に対する理解を深めていただきたいですね。

  2. 今でも宗教は政治とかに利用されていますよね(-_-;)
    本当に正しい宗教は人間にとって一番大事なものです。

  3. 宗教がいかに人間とって大切なものであるか、現代人の感覚がいかにおかしくなっているのか、物語の中の人々の言葉から、行動から学べます。
    霊的なことを意識せずに一つのお話として読んでも、非常に引き込まれる、素晴らしい内容だと感じました。

  4. 最も尊重されるべきものが逸れ始めると、宗教の価値は失われていきます。
    本来、尊重されるべきものが分かると選択の助けになると思います。

    宗教が実態として、何を尊重しているかでその宗教の価値を測れるかもしれません。

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