今回は、イタリアの列車はダイヤ通りに走らないというお話です。
日本でも大都市圏の朝の通勤時間帯では、混雑のための数分程度の遅延が常習化していますし、地方の単線区間では、反対方向の列車の待ち合わせがあるために、遅れが出やすい傾向があります。
しかし、新幹線をはじめとする幹線では、通常、定時に運行されているのが普通で、1~2分遅れただけで、お詫びの放送が入ったりします。
ところがイタリアでは、列車がダイヤ通りに走ることは少ないのが現状です。
10回列車に乗ったとして、そのうちの1回が定時運行されていたなら、良い方だと思います。
大概は5分から10分程度は遅れていて、この程度の遅れは、遅れの表示や案内放送もないのが普通で、イタリア人の感覚では定時に含まれているかのようです。
20~30分遅れると、「今日は少し遅れているな」という感じです。
何事も時間通りには運ばないのがイタリア流ですので、絶対に時間に遅れられない時には、1~2時間前には目的地に着くようにするなどの、万全の準備が必要です。
もっとも、ほとんどの場合、そこまでしなくても、何とかなってしまうのがイタリアなのですが・・。
それから、これはさすがに稀ですが、ダイヤよりも数分程度早く出発してしまうこともあるので、注意が必要です。
驚かされるのは、夏時間⇔冬時間の切り替え日をまたぐ夜行列車で、時刻表とは全く異なる時間で走っています。
ダイヤ通りに走っているとして、冬時間⇒夏時間の移行日をまたぐと、通常朝8時に着くはずの列車が9時に着くことになります。
・・前日より1時間繰り上がっているので、前日までの8時は9時にななりまする。分かりやすく言うと、時間の変更を忘れて8時に駅に行くと、9時になっているわけです・・
逆に夏時間⇒冬時間の場合は、朝8時に着く列車は7時に着くことになります。
・・この場合は前日までより、1時間繰り下がっているので、前日までの8時は7時になるわけです。すなわち、変更を忘れて8時のつもりで駅へ行ったら、まだ7時だったということになるわけです・・。
こういう場合でも、特に移行ダイヤのようなものは発表されないのがイタリア流です。
現在の日本は、ほとんど夜行の旅客列車が走っていませんが、貨物列車は夜行で走っているので、影響を受ける旅客列車の臨時ダイヤの作成が大仕事になりそうです。
夜行バスや国際線の航空機なども、大変そうです。
そのような面でも、日本で夏時間(サマータイム)を導入するのは簡単ではなさそうです。
byなおいー
イタリアでは時刻表は目安でしかないのですね。何も知らずにイタリア旅行に行ってオロオロされる旅行者、多そうですね~Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
オロオロする位だったら良いですが、何も分からない幽質界に行くのは、なんとしても霊魂学を知ってからにしてください。オロオロどころの騒ぎでないので・・・。
私は時間を気にしてしまうので、とてもイタリアには住めません。
それでも、住めば都なのかな〜
早く出発する事もあるんですか(笑)
うーん、数分の遅れにイライラする生活も嫌ですけど、なかなか電車が来ない生活も大変ですね~^^;