なおいー写真紀行第148回、海外(その48)

これからしばらくの間は、北欧フィンランドの首都ヘルシンキと、エストニアの首都タリンの画像です。

さて今回は、夏のヘルシンキの画像です。

1枚目は船上から撮った、7月上旬の昼間のヘルシンキ市街、2枚目は真夜中午前1時頃の空です。

ヘルシンキは人口約62万人のフィンランドの首都で、北緯60度とかなり高緯度にあります。

そのため、夏至の頃の日の出は午前4時前、日の入りは23時頃と、日照時間が19時間ほどになります。

そして、2枚目の画像のように、真夜中でも空はこれ以上暗くはならず、数時間この状況が続いた後、明るさを増して日の出を迎えます。

一方、冬至の頃になると、日の出は9時30分頃、日の入りは15時頃になり、日照時間は6時間を切ります。

さらに北上して、北緯66度以北の北極圏に入ると、夏至を中心とした前後には、太陽が高度を下げて沈まないまま再上昇する白夜となります。また、冬至の前後の期間では、太陽が一日中顔を出さなくなります。

ヨーロッパでは、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーの北部などが北極圏に入っています。

私は夏の北極圏を訪れる機会はなかったのですが、冬季には何度か出向く機会がありました。

日中でも太陽は昇らないのですが、昼前後の数時間は、日没直後の明るさ程度には明るくなって、昼間だと分かります。

気温は最低がマイナス20~30℃、最高がマイナス15℃くらいで、さすがに寒さが厳しく、万全な防寒対策が必要な地域です。

見上げていると首が痛くなるで、連日、雪原に大の字になってオーロラを眺めたのですが、そのまま眠り込んだら凍死は免れなかったでしょう。

冬季の北極圏は、雲さえ出なければ、ほぼ100%、オーロラが出現する地域です。なお晴天率は、北欧より、アラスカやカナダ北部の方が高いようです。

byなおいー

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なおいー写真紀行第148回、海外(その48)」への4件のフィードバック

  1. 2枚目が日中だなんて、不思議ですね。。。
    オーロラは、若い頃、一度見たいと憧れました。夜中にかけて大の字で満喫されていたなんて、羨ましいです(´▽`)

    • 2枚目は、夏の真夜中でした。
      ヘルシンキは北極圏ではないので、太陽は沈むのですが、空が真っ暗にはならず、また日が昇り始めます。

      画像にはない冬季の話を続けてしまったので、紛らわしかったですね。失礼しました。

      オーロラは幻想的で美しかったです。思ったより速く動いて、刻一刻と形を変えるのが不思議でした。

      また見たい気持ちがないわけではありませんが、《契山館》の合宿等で体験する感動は別次元の凄さですから、もう見に行くことはなさそうです。

  2. 夏と冬の差が凄いですね!そんな環境でも人が生活をしている事が、日本人の私には不思議です。マイナス20℃~30℃は想像できません(;゚ロ゚)

  3. 綺麗な街ですね~(´∀人)
    オーロラ見てみたいです(*´艸
    *)
    でも寒そう((((;゜Д゜))))ブルブル(苦笑)

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