今回の画像は、フランス側のエギーユ・デュ・ミディ(3842メートル)と、イタリア側のエルブロンネ(3462メートル)を結ぶ3連の小型ロープウェイです。
ロープウェイで国境を越すというのも、ヨーロッパならではかもしれませんね。
後ろの山が、ヨーロッパの最高峰モンブラン(4807メートル)です。
ちなみに、モンブラン自体がフランスとイタリアの国境にあって、イタリア側ではモンテ・ビアンコと呼ばれています。
どちらも白い山という意味になります。夏でも雪が消えずに、一年中白いからでしょうか。
標高4807メートルと、富士山より千メートル以上高く、しかも北海道北部より北にあるだけのことはあります。
ちなみに、富士山頂上より高い、標高3842メートルのエギーユ・デュ・ミディには、いたる所に「走るな」との警告文が掲示されていました。
聞くところによると、走ると酸欠になって倒れる危険があるそうです。
富士山の頂上(3776メートル)の空気密度は、平地の約3分の2だそうで、これは1回の吸気で吸える酸素量が、平地の約3分の2になることを意味するようです。
エギーユ・デュ・ミディは、さらに70メートルほど高いので、平地と同様の行動を取るのは難しいようです。
私も水平に歩くのは問題ありませんでしたが、数段の階段を昇るのにも息が切れました。
それは20年以上前のことでしたが、数段の階段で息が切れるなら、私には富士登山はとても無理だと思いました。
その経験がなければ、まだ《契山館》を知らなかった私は、2001年に帰国後に、富士山の登頂を試みてしまったかもしれません。
今となっては、登らなくて本当によかったと安堵しています。
私の想像では、富士山くらいの高さが、無理をすれば、特別な装備なしに、誰でも登れてしまう限界のように思えます。
もし、富士山があと千メートル、いや500メートル高かったら、あるいは北海道にあったら、登頂に特別な装備や技術が必要になって、登山者が限定されるので、富士山が現在のように穢れることはなかったのかもしれませんね。
アルプスの画像は今回で終了です。
次回からは、北欧フィンランドの首都ヘルシンキと、エストニアの首都タリンの画像をご覧頂く予定です。
byなおいー
モンブランの名称にはそんな意味があったのですね!
空の深い青と、白い山と、ロープウェイの赤が、綺麗なお写真です。
次のシリーズも楽しみです(^o^)
高い所にロープウェイがあるんですね~( ̄□ ̄;)!!
確かに、もっと富士山が高ければ、登る人が少ないでしょうね。
私は富士山に登ったことがあるので酸欠の大変さは分かります。
もう登りたくありません(;゚ロ゚)
確かに、富士山がもっと高ければそうなのかも知れませんね。