今回はイタリアの治安に関するお話です。
私がイタリアを離れて、もう20年が経とうとしていますが、現時点では(2021年8月記)、治安の状況に大きな変化はないと思われます。
総論を申し上げれば、イタリアは生命を脅かされるような、凶悪な犯罪は、比較的少ない国と言えます。
ヨーロッパ内でも、旅行者が暴力的な犯罪に巻き込まれる可能性が高い国もありますが、幸いにしてイタリアは、そのような危険は、決して高い国ではありません。
また、イタリアと言えばマフィアを連想する方がおられるかもしれませんが、通常の旅行者が、マフィア絡みの犯罪に巻き込まれる可能性は、まずないでしょう。
では、イタリアが旅行者にとって安全性が高い国かというと、残念ながらそうとは言いかねます。
それはイタリアが、スリや置き引き等の、犯罪に遭う可能性が高い国だからです。
正確な被害者数を把握してはいませんが、日本国内とは比較にならないほど多い印象です。
睡眠薬強盗や偽警官等による被害も少なくないようです。
私は幸い、実害が及んだ事はありませんが、6年の間に、犯罪者のターゲットとなって、危うく危機を逃れたような経験が、少なくとも3~4回あります。
また、イタリア在住だった、私の日本人の友人知人の中には、被害に遭った人が3人います。
1つ目のケースでは、友人が日本への一時帰国から戻り、空港からバスで駅へ着いて、公衆電話を使用している間のことです。電話を終えたら、スーツケースの上に置いたはずの、パスポート等が入ったバッグが消えていたそうです。
2つ目のケースでは、レストランで食事をしている間に、足元に置いておいた知人のハンドバッグが消えていました。この時は、私もテーブルに同席していたのですが、いつ持ち去られたのか、全く気付きませんでした。
3つ目のケースでは、別の知人が劇場の入口で、財布からチケットを取り出して入場し、劇場のロビーでチケットを財布に戻そうとしたら、財布がなかったそうです。おそらくチケットを取り出した後、財布をしまう場所を見ていた犯罪者が、すれ違い様にスッたのでしょう。
1つ目と2つ目のケースでは、自分の貴重品から視線を離してしまった事が、被害に遭った原因だと思われます。
イタリアでは、絶対に自分の荷物から視線を逸らしてはいけない。視線を逸らさなければならない時は、手で押さえたり両足の間に挟むなどして、体と持ち物を密着させておくようにと言われます。
視界に入っておらず、体にも触れていない荷物を、犯罪者は所有権が放棄された物と見なすそうです。
私達の《幽体》の活力が落ちると、《守護霊》や《指導霊》の方の視界に入らなくなり、私達の所在が不明になってしまうように、イタリアでは、荷物が視界に入らなくなると、そのまま所在が確認出来なくなってしまいかねないのです。
やはり、電話をかける時には、脇などでバッグを挟んだり、足元のハンドバッグは両足で挟んでおくべきだったということなのでしょう。
また、3つ目のケースでは、人前で財布を出し入れしたことが失敗だったと思われます。
チケットなど、必ずしも財布に入れておく必要のない物は、財布から取り出さなくて済むような、しまい方をしておくべきでしょうし、現金も出来るだけ財布から取り出さないような工夫が必要かもしれません。
そのためか、イタリア人は、使う予定がある少額の紙幣や硬貨を、直接ポケット等に入れている人も多いようです。
もし、どうしても人前で財布を出し入れする必要がある時には、財布をしまった場所を手で押さえて歩くなど、犯罪者に対して、用心深く、常に警戒を怠らない手強い人物、との印象を与えると良いようです。
本当に物質界は、厳しい世界だと思います。
いつの日か、世界中に《神伝の法》が広まって、人類に潜在されている高級な意識が表現されるようになれば、イタリアでも、そのような警戒が不要となる日が来るのでしょうか?
何十年どころか、何百年・・・もかかるかもしれませんが、そのような希望を持ち続けたいと思います。
byなおいー
イタリアでは日本とは又違う気の遣い方が必要なのですね。
日本は水と安心はタダ、なんて言われていた時もありましたが、
刃物男が続出したり、最近は安全とは言えない状況になってきましたね。。。
幽気の状態の悪化が影響していることを、一人でも多くの方に知っていただきたいです。
師の書籍「霊魂イエス」の話の中の、スリの話を思い出しました。
世の中の幽気が低ければ、そう言った犯罪に手を貸す霊魂も増えるのでしょう。
幽気の向上は、犯罪を減らすことにも繋がるかも知れませんね。
スリとか多いんですね~( ̄□ ̄;)!!
日本だとあまり盗られる事が無いので、日本人は油断しているでしょうね^^;