今回は、いわゆるサマータイムについてのお話です。
海外では多くの国でサマータイムが実施されています。
日本でも第二次世界大戦後に、一度、導入されましたが、日本には馴染まなかったようで、数年間で廃止されたようです。
イタリアでは、3月の最終日曜日から10月の最終土曜日までが、サマータイムの期間になり、1時間、時間が繰り上がります。
日本とイタリアの時差は8時間ですが、イタリアがサマータイムの期間中は、時差は7時間になるわけです。
日本の方が早いので、日本の日付が変わる午前0時に、イタリアは前日の16時、サマータイム期間中は17時ということになります。
サマータイム、夏時間の期間が7ヶ月間、冬時間とは通常言いませんが、標準的な時間の期間が5ヶ月間ですから、実際には時差が7時間の期間の方が長いことになります。
さて、この夏時間と冬時間の切換方法ですが、おおよそ次のような感じです。
3月の最終日曜日に夏から冬に変わる時には、午前1時59分59秒の次が午前3時00秒になります。
10月の最終日曜日に夏から冬に変わる時は、日曜日の午前1時59分59秒の次に、もう一度、午前1時00秒が来るといった感じです。
旅行中等に冬時間から夏時間に変わる時には、特に注意が必要です。前日までの時間よりも、一時間早く行動しないと、予定に遅れてしまうからです。
一方、夏時間から冬時間に変わる時には、変更を忘れていても、予定時間よりも1時間早く行動するだけなので、実質的な被害は少ないでしょう。
サマータイムの実施目的としては、終業後の日照時間が長くなるので、夕方以降の時間を、様々な活動に有効活用出来ることや、省エネにも役立つと言われています。
実際、高緯度にある北イタリアでは、サマータイムだと、6~7月には21時頃まで明るく、完全に暗くなるのは22時頃です。
ですから、18時に終業になれば、終業後、数時間は明るい環境で活動出来るわけです。
ところが日本では、北海道などを除けば、高緯度地域ではないので、サマータイムにしても、夏期の長い日照時間の恩恵を受けにくいようです。
また、明るいうちに仕事が終わると、残業が増えやすいのだそうです。残業のほとんどないイタリアでは良いのですが・・・。
いずれにしても、普段から、時間に対する柔軟性?が高いイタリアには、とても合っている制度だと思いますが、日本には、馴染みにくい制度かもしれませんね。
byなおいー
サマータイムって聞いた事はあったんですけど、
そんな急に変わるんですね~( ̄□ ̄;)!!
まぁでも、一日5分ずつゆっくり変わると、時計を合わせるのが大変ですね^^;
日本人には馴染みにくいのは、分かるような気がします(^^;)
時間を変更するという発想は、日本人にはなかなかでてこないかもしれませんね。
その土地ならではのお話で、面白いですね(^^)