「おじいさんのご褒美」「神託の女王」に続く、『むかしむかしの霊的なお話』シリーズの第3弾として、『龍神の生贄』が発刊されました。
kindle版(電子書籍)と、ペーパーバック版(紙の本)があり、どちらも、アマゾンにおいて購入が可能です。
前2作と同様、カラー(kindle版)の挿絵や画像も多く、とても読みやすい構成ですので、普段、あまり本を読む機会のない方にもお勧めです。
『龍神の生贄』というタイトルから、血生臭いイメージを持つ方がおられるかもしれませんが、特別に血生臭い場面はなく、懐かしい何かを思い出させてくれるような、とても感動的な物語ですので、お子様にも安心してお読み頂けるでしょう。
現代と違って、人々が素朴な信仰心を失っていなかった時代の物語ではありますが、このような物語の中にこそ、私達が失ってはならない大切な何かが、確かに存在しているように思えてなりません。
本書が、ただの「むかし話」ではなく、『むかしむかしの霊的なお話』とされているからには、単なる創作ではなく、何かしらの霊的な意味を持った『むかし話』である、ということなのだと思います。
本来、《霊的生命体》であるはずの私達人間が、その霊的な本質を忘れ去って、それと全く無縁であると錯覚してしまうことほど、悲しく残念なことはないと私は思います。
このような物語を、「実際にはあり得ない」とか、「知性の発達した現代人にとってはバカらしい」、などと一笑に付す前に、私達は人間として最も大切なものを失ってしまっていないか、今一度、自問する機会を持つべきなのではないでしょうか?
本書『龍神の生贄』を、ぜひ、多くの方にお読み頂きたいと願っております。
byなおいー
読みやすいし、ハラハラして面白いですよね!
それでいて奥が深くて、感動しますよ(*≧∇≦)b
肉体を着ている以上、人間は自己保存欲の塊です。
他を犠牲にしても自分が生きたいものです。
そのような人間を、霊的視点から見ている龍の知恵の深さは、忙しい現代人も学ぶべきだと思います。
このお話は水害や水不足がお話のキーポイントになっていますが、私が住む地区も水害で悩んできた歴史があり、シンパシーを感じながら読みました。
勿論大型機械が多数入り、この頃の農作業とはまるで違っていますが、田んぼは他の人と水を譲り合わなくては成り立たない、というところは今も変わりません。自分のことだけ考えて作業をすれば、他のところに水がいかなくなり、喧嘩も起きがちです。
今の農家さんがこの書籍を読んだら、どう思うか、伺ってみたい気持ちになりました。。。